三日月を歩きたい

満月生まれです

2019-01-01から1年間の記事一覧

なんとなく感じたあの違和感をそのままにした自分に嫌気が差す

金木犀

電車の中だろうと例えばエレベーターに乗っている時だろうと徐にキスをねだる君が好きだった 『人目を考えなさい』 なんて言いながら本当は僕だってたまらなく可愛い君にキスをしたかった 自分の欲求にとても素直な君に少し嫉妬しちゃうくらいには僕は自分の…

やり残したことといえば 君とどエロいことをもっとしておけば良かった 夜の道の中でもっと溺れるほどキスでもしておけば良かった どうせ君は僕の中になんて残ってくれないんだから それならいっそのことあの夜のうちだけでも引きずり込んでしまえばよかった…

ちゃんと、 ちゃんと好きなんだと心に言い聞かせた 昔から飽き性で振り向かれた瞬間に気持ちが冷めちゃう 悪い癖だった 君もどうせ同じだろうと なんとなく距離を置きたがる 少し先に踏み込めない君だから こんなに惹かれてこんなに好きなんじゃないかと思っ…

はつかの朝

なんでこんなに言い知れない気持ちになるのかわからないけど君はいつだってそうだ そうやって手も繋ぐ気もないくせにすっと僕の手の横をすり抜けてみせたり抱かれる気なんてさらさらないくせに君はいつでも少し寂しそうに目を伏せる もう騙されないと何度自…

くがつはつか

ほんの半年前までとても好きだった 諦めかけて離れる準備を進めた頃に あなたはそっと隣に来た 嬉しくて飛び跳ねそうになる気持ちを必死で抑えて隣を歩く君を意識する 少し距離を縮めようとしてもサラッとかわされちゃうし 手なんて繋いでなんてくれない 焦…

遠くから見ていた君への気持ちをずっと近くで見てみたかった 君の隣で見てみたかった 新幹線で1時間の距離をダメ元で引き寄せた 近ければ近いほど何も見えなくなるのかと思って微かに怯えてたあの頃の僕に教えてあげたい 遠くにいながら手を握り合っていたあ…

ちょっと。 そんなつもりじゃなかったんだけど 君じゃない誰かに心踊らされるのも少しはいいものだなと思ってしまった あなただけにしかこの心は動かないものだと思っていたけれど どうやらそんなの思い違いだったみたいで ひどく安心した 同時に少しだけ切…

ぽとっと落ちた独り言が小さな部屋の中に彷徨った ぐるぐると部屋を一周して静かに消えた 気がつくとまた、小さな部屋に行き場のない心を抱えて涙が頬をつたう 手のひらに落ちてくる大きな雫が溢れて何も掴めなくなる 確かにあった手のひらの中の感覚がだん…

本当に好きなあなたに好きですなんて言えるはずもなく また同じことを繰り返す いっそのことバレてしまえばいいのにとか思いながら

七夕

時々、いきなり 本当にいきなり寂しくなる時がある。 誰もいない家にたったひとりでいるような感覚に打ちひしがれながら 誰かに連絡を取ろうとケータイに手を伸ばす やっぱりこんな時間に迷惑だよなと思い直して そんな風にすっと現実に戻ってくる瞬間が殊更…

目黒川の桜並木

だって私たち なんの合図もなく始まったんだものね 誰かにスタートと言われて走り出したわけでもなく、いつのまにか手を繋いで一緒に走ってて 誰にも気付かれずにこっそりと。 今私から手を離しても、誰も私たちがちょっと前まで長い間手を握り合っていただ…

ほんとかなわないよ 別にたいしたことないと思っていたのに こんなになるなんて 心のどこかで見ていた景色が こんな風に言葉になって帰ってくるなんて 今までどこにいたの なにをして過ごしていたの ずっと会いたかったのに

六本木の夜

ずっと2人で会ってみたいと思っていた 君と夜の街を徘徊した 眠らない街を人一人分の距離をキープして 2人で並んで歩いた 何か壁を一枚挟んでしか話してこなかった 君とちゃんと話したいとずっと思っていた ようやく念願が叶って できるだけ冷静で慣れている…

月がキレイ

今日も 今日とて 相変わらず君のことがすき

焼肉とアイス

少し背伸びしてちょっといい焼肉を食べに行った ちょっといいお肉を食べてちょっと大人な夜ご飯になった 少しのお酒がいつもより良くまわる気がする ほんのり頬が赤く染まる頃店を出る まだ少し肌寒い夜道を二人でゆっくり歩きながら 君はアイスが食べたいね…

あの人、本当先輩のこと大切にしてましたもんね。周りのどの人が見てもそれが伝わってきて、同じ仕事仲間なのに先輩に対する態度と俺たちとは全然違くて。すごい可愛がられてましたもんね。なにかあるんじゃないかなって、影ではみんな言ってましたよ。本当…

誰かのために動けるこの原動力が多分僕を救っている誰にも負けないと思って闘っていたその戦闘力が僕を強くしたあなたに認められたくて一晩中考えていたその時間が僕を一回り大きくした君に好きだと伝えたいこの気持ちが君への想いを加速させる悔しくて仕方…

3回目のバレンタイン

アナタと出会って3年 今でもずっとダイスキです 少しづつアナタの知らないとこがなくなって 替わりに嫌いなとこが見えてきた 人に誤解されやすいとこや どうしてもムキになるところ 何もかもがスキで仕方なかったあの時より よっぽど嫌な思いもするけれど …