三日月を歩きたい

満月生まれです

やり残したことといえば

君とどエロいことをもっとしておけば良かった

夜の道の中でもっと溺れるほどキスでもしておけば良かった

どうせ君は僕の中になんて残ってくれないんだから

それならいっそのことあの夜のうちだけでも引きずり込んでしまえばよかったのだ

なんて臆病で弱虫なんだろう

臆病なくせして一丁前に欲しいものは欲しいと言えちゃうんだから

僕はもっとやりたいことがあったし

君とやらないといけない使命が沢山あるはずでしょう?

なんで君はそんな簡単に僕の手の内をすり抜けて夜の街にまた溶けてしまうの

僕が見失っておろおろしている隙に

スッと隣に戻って見せたりして

どうせ見えなくなってしまうなら

その前にもっと激しいキスを浴びておくんだった

みんながいる前で大声で好きだとか

そんな恥ずかしいことだってできたかもしれないのに