三日月を歩きたい

満月生まれです

雨ですね

久しぶりに雨の音を聞いた

夢と現実の境目に雨の音だけが残る

朝方の光と音が僕の意識に手をかける

 

 

雨の日って憂鬱になるから苦手

 

誰かの声が少し離れた空間に響く

僕はこのどよんとした空が好きだ

雨が汚れを洗い流している気になる

なんとなく淀んだ空気と

なんとなく重たい情を常に持ち歩いていた

 

夜の空気を体に満たしてから

僕はまた星を歌う

君に会いたいと心の底で疼く感情はいつ君のもとに届く

雨の続く日に僕はまた小さな光と小さな雫を見つける