2017-07-07 雨ですね 久しぶりに雨の音を聞いた 夢と現実の境目に雨の音だけが残る 朝方の光と音が僕の意識に手をかける 雨の日って憂鬱になるから苦手 誰かの声が少し離れた空間に響く 僕はこのどよんとした空が好きだ 雨が汚れを洗い流している気になる なんとなく淀んだ空気と なんとなく重たい情を常に持ち歩いていた 夜の空気を体に満たしてから 僕はまた星を歌う 君に会いたいと心の底で疼く感情はいつ君のもとに届く 雨の続く日に僕はまた小さな光と小さな雫を見つける