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最近、たまらなくアナタのことが好きです
そしてアナタもまた
僕のことをたまらなく好きなんだと感じます
ただ静かに抱き合っていたあの夜に
僕らは広いベッドの中で
小さく丸まっていたのでしょうか
アナタにしかわからない感情を
どうしても僕は一緒に見たくて
手を伸ばしても掴めない感情と
抱き合うだけで感じる温もりを
心の底から幸せだと感じました
アナタのことは本当はこれっぽっちもわからないし
多分アナタも僕のことなんてわからないでしょう
アナタを形作る輪郭をゆっくり手でなぞる
アナタを構成する感情にそっと手をかける
それ以上になにが必要だったのでしょうか
僕のことなんて少しも知らないアナタが
小さく僕に、
アナタの作る体温はとても暖かく優しい
アナタがいるだけでもうなにもいらないと思わせる
そう言いました
まったく僕も、
そう思わせられてます