言葉の力
なんでわからねぇんだよ
なんで動けねぇんだよ
罵倒の言葉が耳を通り過ぎていく
要求されてることはわかるのに
それに瞬時に答えられない自分にむちゃくちゃ腹がたつ
言われた言葉をもう一度自分から自分に投げつける
動いた30秒後に分かることがなんでその時にわからないんだよ
なんで思っている通りに体が反応していかないんだよ
周りの雰囲気が悪くなっていってることだってわかってる
怒りや不満は上から滝のように落ちてくる
その水を僕なんかが受け止められるわけがないのにもかかわらず。
空気の重さは恐ろしいほどわかるのに
はぁとつくため息の音
イラッとした無言の間
小さな舌打ち
そんなわからない方が楽なことは嫌でも感じ取ってしまう
世の中そんな甘くはないけれど
僕はやらなければいけない
滝のように落ちてくる怒りや不満を全部受け止めなければならない
こんなの僕の仕事じゃないなんて言ってられない
瞬時にわからなかったのも、
結局は全部全部僕の責任なんだから
前を向いて、前に進まないと、何にも変わらないんだから